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年末に聴きたい! 独断と偏見のロックアルバム10選!

激動の2020年、あなたを癒す音楽はありましたか?

今年は20年は12月25日で仕事を納めた。あまりゴテゴテした形容詞は好きではないが、今年は「激動」という言葉をつけたい。まあ、来年から訪れる「変革期」の序章にすぎないんだろうけど…。

ということで、年末ですし、音楽を聴きながら、本でも読んで過ごしたい、心と頭の洗濯をしたい、というひとに、珠玉のロックアルバムを贈ります。

 

1. FALL Out BOY『Take this to Your Grave』

いまでは「メロディアス・パンク」の大御所となった彼らのデヴュー作。最近の作はどちらかというとサイケ志向が強いが、本作はバリバリのパンク。「売れたい!」という熱をヒリヒリ感じてください。あと、意外とハモリも上手いです。「Grand Theft Autumn/Where is Your Boy」、「Saturday」、「Calm before the Storm」あたりが聴きどころ。

テイク・ディス・トゥ・ユア・グレイヴ

 

2. SUM41『Chuck』

私的には彼らの最高傑作。アルバムとしての構成もよく、ドラマチックなイントロから入り、テンポの速い「No Reason」に至る爆発力は必聴。スラッシュメタルとパンクの融合は様々なバンドが試みているが、彼らは本作でそのアプローチに成功している。ストリングスを大胆にフューチャーした「Some Say」や、哀愁漂う「Pieces」など。

Chuck

 

3. PLAIN WHITE T'S『Stop』

「Hey there Deliiah」で知られる彼らだが、ラブソングを得意にするポップバンドではなく、レッキとしたパンクバンドなのです。冒頭の「Stop」、「What if」、「Fireworks」などエッジの利いた音を楽しめる。美しい「A Lonely September」のようなバラードも収録。

Stop

 

4. VANESSA CARLTON『Be not Nobody』

女性シンガーと言えば、ハっとする圧巻の歌上手い印象だが、彼女は声量もなく音域も狭い。それをカバーするようにピアノを駆使し、繊細な情景を歌い上げる。テイストはジャズとブルーズで聴きやすく、アルバムとしてよくできている。彼女の代表曲の「A thousand Miles」はいろいろカバーされていることからも、アーティストとしての能力がうかがわれる。

ビー・ノット・ノーバディ

 

5. THIN LIZZY『Black Rose』

フィル・ライノットとギャリー・ムーアの両者が揃う数少ない作品。アイリッシュ・ロックの最高傑作であろう。ギャリーとスコット・ゴーハムのツインギターの美しいこと。フィルの哀愁漂う歌声とともにどうぞ。「Black Rose」には様々な古典音楽が組み込まれているが、あなたはなん曲聴き分けられるか笑

BLACK ROSE


6. HAREM SCAREM『Mood Swings 』

アラフォーからアラフィフのハードロックファンの間で根強い人気を誇るカナディアン・ロックバンドの最高傑作。ここまでやるか、というほどギターで旋律を作り込んでおり、シンセサイザーで厚みを持たせる豪華でドラマチックな曲作りが魅力。ロックの素晴らしさを再認識できる。「No Justice」、「Stranger than Love」、「If there was a Time」など、まさに捨て曲なし笑

Mood Swings

 

7. TAYLAR SWIFT『Taylar Swift』

もはやだれも覚えていないと思うが、彼女はカントリーミュージシャンだったのです笑 個人的には、いまのポップアイドル路線より、しっかり歌い込んでいる本作を推したい。前出のヴァネッサ・カールトン同様、彼女も音域は狭いが、それを歌のうまさで巧みにカバーしている。あとは、ギター、バンジョー、タンバリンといったふだんロックでは聴かない楽器の奏でる素朴なリズムも魅力。イチオシは「I'm Only me when I'm with You」ですね。

I'm Only Me When I'm With You

 

8. SYSTEM Of A Down『Mezmerize』

かつて、メガデスのデイヴ・ムスティンは自らのバンドの音楽を「インテレクチュアル・ロック」と呼んだが、それを完成させたのは彼らではないか。独特で知的な世界観を、彼らのルーツであるアルメニアのリズムに載せて歌い上げる。サージ・タンキアンの低音は聴かせる。「B.Y.O.B.」とか単純に聴いてカッコイイ。

Mezmerize

 

9. STONE TEMPLE PILOTS『Purple』

今年もっとも聴いたアルバムのひとつ。なにが良いのかと問われると難しいが、とにかく聴いていて心地よい、良い感じでダルい、程良い退廃感が魅力なのかもしれない。実際、ボーカルのスコット・ウェイランドはこのころはラリっておったわけで、そういう境地で歌っていたのではないか。「Interstate Love Song」は屈指の名曲であろう。

Purple

 

10. YELLOWCARD『Ocean Avenue』

2017年に惜しまれつつ解散した彼らの出世作。爽やかなアップテンポで統一された、完成度の高いアルバム。彼らの代名詞であるヴァイオリンはどちらかというと悲しげな印象を与えていたが、本作では効果的に音楽の情景を盛り上げている。アルバムタイトルになっている「Ocean Avenue」をはじめ、軽快なサウンドが魅力。

Ocean Avenues