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完全読書ブログ宣言!

コロナ禍中のおっさん(29)

コロナ禍中とパラダイムシフト

20年10月27日、コロナウイルス蔓延を理由に在宅勤務へシフトしてから半年間が過ぎた。本当に出歩かなくなった。以前は、必ず週末、なんの理由もなく、ただ単に蒲田に繰り出しては、ランチを食し、東急やグランディオをぶらぶらしてなにがしかを買ってうちに戻る、という生活をしていた。それがいまでは基本自宅。スーパーで買い物をしてうちゴハンで済ますのが普通になった。正直、自分がさして外食好きではないのだな、と認識するに至っている。余白を埋めるために消費していた、かつての自分がいたというわけだ。飲み会ができなくなった。かつては毎週のように数人で集まってはしご酒をしていたのだが、物理的にできにくくなった。9月ごろから、会社のルールに従い、飲みには行くようになったが、それもかつてのように3次会までやろう、という気力も失われた。その結果、交際や交遊にかかるお金はピークの10分の1になった。なるほどお金も貯まるはずだ。

 

ウェブ会議で磨かれたプレゼン

コロナ禍中になり、ウェブ会議が増えた。とくに、マンツーマンの小さな打ち合わせが格段に増えた。それこそ、週に10回は下らない頻度になった。以前は対面形式だったので、ノートや紙を介してやりとりすれば事足りたが、ウェブ会議だと、ある程度ストーリーをまとめた資料を駆使して、自分で司会をしながら話を進め、判断なり決断しなくてはならない。それを繰り返していくうちに、発表がこなれてきて、話すときに緊張しなくなった。自然と自信を持って説明できるようになり、プレゼンに躊躇がなくなった。これはコロナ禍中で拾ったラッキーだった。

 

ジョブチェンジ

19年7月1日にグループ会社に出向、それにともないジョブチェンジ(研究開発→知財)したが、問題なく適応できているように感じる。役割期待は大きく変わったが、求められるスキルは同じというのが大きい。ようは「読む」「書く」「かんばる」の上に「コミュニケーション能力」が載っかってれば、どこでも通用するというのをつくづく実感する。そこは親会社に感謝している。教育してもらえて本当によかった。

 

リストラ

親会社はバブル崩壊リーマンショックでもやらなかった50代対象のリストラを敢行。144人が自発的あるいは強制的に会社を辞した。そのなかに、かつて上に言われるがままに私を苛んだ、ドクターマシリトのようにしょぼい上司も名を連ねていた。京大卒、34才で農芸化学奨励賞を取り異例の速さで管理職に昇進したが、コミュ障で(まあまあ重度の発達障害だろうと思っている)、下には偉そうにし、上の言うことをそのまま部下に伝えて言い訳する、クソみたいなおっさんだった。いまは無職というウワサだけが親会社で囁かれている。まあ、会社に行かなくなった途端にアルツハイマーになる典型であろう。親会社に自浄作用があってよかったと胸を撫で下ろしている。

 

これからさき

自分の市場価値を上げたいなぁと漠然と思っている。定年は65才まで延びるということだから、重税に耐えられるよう稼げるスキルが必要だろう。あと20年ほど働かなければならない。おっさんならではの強みを考えねばなるまい。