蒲田で読書してます

完全読書ブログ宣言!

新陳代謝

気晴らしに植物を育ててる。百均で売ってるような、サボテンやら観葉植物、小さい鉢だ。3年ほどまえ、2017年ごろだったと思うが、気まぐれで「ななこまる」というサボテンを買った。爾来、買い物の道すがら、気になった鉢を3個ずつ買い足して、10鉢ほど育てている。

サボテンは面白い。

水やりは、ネット上のブログでいろいろ書かれているが、鉢から水分が完全に干上がったら、溢れんばかりに注ぐ、を繰り返す。干上がったかどうかの判断は、鉢を持ち上げればよい。表面の土が乾き、軽くなったなと感じたらやればよい。その基準で行くと、春秋は1週間に1回、夏場は1日か2日に1回、冬場は1カ月に1回、という感じ。少し気は気にかけるが、忘れなければ枯らさない、というお手軽さ、である。肥料をやる必要もない。ただし、葉や根が徒長したら、春秋のいずれかに剪定や根切りをしたうえで、植え替えしたほうがいい。

サボテンは花を咲かせる。「ななこまる」を例に取ると、幼生から育てはじめて越冬したあとの1年目は1輪しか花をつけなかったが、2年目は1鉢でお花畑か!というほど咲いた。

サボテンによるが、育てている「れいだまる」は、越冬すると、枯れたのか?というほど茶色に変った。が、焦ることなかれ。春先からしっかり水をやると、気温上昇とともに緑色が差してくる。真夏になると青々とした多肉になるから不思議。生命力ってスゴイ。ちゃんとすれば育つのだ。

f:id:pointofknowreturn7:20200813101857j:image

もうひとつ、面白いのが、これは「アデニューム」という観葉植物の例だが、ダメになった葉は、自ずから枯れて、茎や幹から落ちるのだ。それが、昨今のリストラ等を身近に見ていて感慨深かった。腐ったら淘汰されるという法則が、生命システムに組み込まれている気がした。もちろん本人の努力や時世はあるだろう。しかし、大きな目で見ると、恒常的に同じ状態で遇されるなど、ありえないのだ。なので、典型的官僚主義日本企業でも、座ってるだけで給料せしめようとする「フリーライダー」たちは老若男女問わず淘汰されてく時代が遂に来たんだろう。

f:id:pointofknowreturn7:20200813101920j:image

ヒューマニズム等、観念的な価値観は導入されるだろうが、弱肉強食、サラリーに絞っていえば格差は確実に広がるだろう。もちろんサラリーの多寡は幸福と比例しないだろうが、ある程度貰わないと生活できないのも事実。流れをどう見るか、枯れて落ちる葉っぱになりたくなけりゃ、どうにかして栄養を蓄え、新しく芽吹くしかないんだろう。

変化を受け入れよう。