月村了衛『欺す衆生』を読んだ。 詐欺の話である。ここで描かれる詐欺は、「ないもの」を売る。存在するが、あるいは存在すると言われているが、その実「ないもの」。たとえば、アマゾン奥地のエルドラドを探索するため資金が必要だ、確実に見つけられると専…
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